AFC=アジアサッカー連盟女子アジアカップの予選が北韓で行われることについて、統一部が、韓国女子代表の北韓への訪問を認めることを示唆しました。
統一部の報道官は、23日、定例の会見で、韓国女子代表の北韓訪問について、「アジアサッカー連盟の加盟国として、大会の国際的な規定や手続きに従って扱われる問題だ」との考えを示しました。
これは、平壌で開かれる南北の女子サッカーチームの試合は、AFCが主催する国際大会であるだけに、国際規定に従って韓国代表の北韓訪問を認めるとする立場を示唆したものとみられます。
一方、韓国の応援団の北韓訪問については、「応援団などの問題は、大韓サッカー協会からの申請が届き次第、検討する予定だ」と述べ、応援団の訪問の可否は、南北関係の状況や北韓の立場などによって決まりそうです。
AFC女子アジアカップのB組の予選は、北韓の平壌で全試合が行われる予定で、韓国は4月5日にインド、7日に北韓、9日に香港、11日にウズベキスタンと対戦します。
韓国政府は、2010年に起きた韓国海軍の哨戒艦沈没事件を受けて北韓に対して取っている制裁の「5.24措置」により、南北の人的交流を禁止していて、特に去年、北韓の5回目の核実験を受けて、国連の安全保障理事会が北韓制裁決議を採択して以来、韓国人の北韓への訪問を厳しく禁じています。