三星電子は23日、スマートフォン「ギャラクシーノート7」で発火が相次いだ問題で、「バッテリーの不具合」が原因だったとの調査結果を発表しましたが、これについて、海外メディアの評価が分かれています。
アメリカの経済・金融情報通信社、ブルームバーグは、現地時間の23日、「予想通りの発表だった。スマートフォン自体やソフトウェア設計上の問題ではなく、バッテリーの不具合が原因だったため、三星電子の他のスマートフォンへの不安は払しょくできるものとみている」と、肯定的に評価しました。
一方、アメリカの日刊紙、ニューヨークタイムズは、三星電子は、韓国社会全体と同じく、革新を阻害するピラミッド型の組織文化を有しており、家族経営という階層的システムを持っていると説明した上で、「三星電子は、アップルのアイフォン7の発売を念頭において、ギャラクシーノート7の発売を急いだ。スピードを重視する雰囲気と競争への圧迫感は、真の革新とアイディアの創出を妨げる」と批判しました。