日本のNHKと共同通信は25日、アメリカのジェームズ・マティス国防長官が、来月初めに韓国と日本への訪問を計画していると報じました。
これに先立ち、マティス長官は12日、北韓の核の脅威に立ち向かうため、韓国、日本などの同盟国との協力を強固なものにし、ミサイル防衛能力も強化していく方針だと述べています。
共同通信は、マティス長官が韓国で韓民求(ハン・ミング)国防部長官と会い、北韓の核・ミサイル開発問題や中国が反発しているアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備問題などについて意見交換するとみられると伝えました。
一方、日本訪問では、南シナ海の軍事拠点化を推進している中国や、核・ミサイル開発を続ける北韓など東アジアの安全保障情勢、アメリカ海兵隊普天間飛行場の移設問題などが議題になるものと予想しました。
これらのメディアは、マティス長官が就任後初めての海外訪問先として韓国と日本を選んだのは、アジア重視政策をアピールする一方で、トランプ氏が主張し続けてきた米軍の駐屯費用増額のためだとする懸念もあると伝えています。