釜山の日本総領事館前に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像が設置されたことを巡って、韓日の葛藤が長期化する様相を見せている中、政府が初の対策会議を開いたことが分かりました。
政府は25日、外交部、大統領府青瓦台、総理室などによる初の対策会議を開きました。
この会議で、少女像を設置していたり、今後設置の計画がある複数の団体とコミュニケーションを取る方策について話し合われましたが、結論は出ませんでした。
これに先立ち、外交部の当局者は、この日、釜山の少女像について「慰安婦被害の歴史的な事実を記憶するという趣旨には反対する理由もなく、反対してはならない」としながらも「外国公館の前に設置することは、国際的な慣行上望ましくないという立場からどのような解決方法があるか検討している」と述べていました。
これについて、少女像が設置されてから1か月近く経ってはじめて、対策会議が開かれたことは、政府の対応が遅すぎるのではないかという批判の声も出ています。