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政治

対馬から盗まれた仏像 苦しい立場の外交部

Write: 2017-01-27 11:30:37Update: 2017-01-28 10:49:07

対馬から盗まれた仏像 苦しい立場の外交部

窃盗犯によって日本の対馬から韓国に持ち込まれた高麗時代の仏像「観世音菩薩坐像」を、裁判所が元所有主の忠清南道(チュンチョンナムド)瑞山(ソサン)市の浮石(プソク)寺に引き渡すよう命じた判決について、韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は26日の定例会見で、「検察が判決内容を詳しく分析したうえで関連法令にもとづいて必要な措置を取る」と述べました。
そして「政府を代表する検察側の主張が1審で受け入れられなかったようだ。韓日間にいろいろと難しい問題があるが、お互いの信頼を土台にして、ともに解決していくものと期待する」としています。
政府は26日、この判決が出された直後に判決を不服として控訴しています。
仏像は、2012年に長崎県対馬市の観音寺から盗まれて韓国に持ち込まれました。仏像は現在、韓国政府が保管していますが、「高麗時代に倭寇(わこう)によって日本に略奪された」と所有権を主張する西海岸の浮石寺が、韓国政府に対して引き渡しを求める裁判を起こし、大田(テジョン)地方裁判所は26日、韓国政府に対して仏像を浮石寺に引き渡すよう命じる判決を出しました。
判決について、日本政府の菅義偉官房長官は26日の記者会見で「極めて残念だ。速やかに仏像が日本に返還されるよう、韓国政府に適切な対応を求めていきたい」と述べました。

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