韓国の腐敗認識指数が悪化していることが分かりました。
腐敗や汚職に取り組む国際的な非政府組織であるトランスペアレンシー・インターナショナルが30日に発表した「2016年版腐敗認識指数」で、韓国は53点で、前の年より3点下がりました。
腐敗認識指数は0に近いほど腐敗していると認識され、100に近いほどクリーンだと認識されます。
韓国は調査対象国176カ国のうち52番目で、前の年より15ランク下がりました。
韓国の腐敗認識指数が悪化しているのは、政経癒着などの問題が改善されていないためだとされています。
大統領の知人による国政介入事件もあって、韓国の腐敗認識指数が次回の調査ではさらに悪化する可能性もあるとの指摘も出ています。
今月11日にニューヨークで開かれた韓国経済説明会では、海外の投資家らから、大統領の知人による国政介入事件や財閥企業の支配構造などに関する質問が多く出て、柳一鎬(ユ・イルホ)経済副総理兼企画財政部長官は、財閥改革で相当部分進展があり、今後とも透明性を高めるための対策を強化していくと答えました。