韓国の建設会社が、3兆ウォン台規模のトルコの吊り橋建設事業の優先交渉権を獲得しました。
建設業界が31日、明らかにしたところによりますと、この事業は、トルコ西部のダーダネルス海峡にかかる吊り橋と前後の道路を建設・運営するプロジェクトで、韓国の大林(テリム)産業とSK建設が主導する企業連合が、日本のIHIと伊藤忠商事主導の企業連合との受注合戦の末、優先交渉権を獲得したということです。このプロジェクトの総事業費はおよそ3兆5000億ウォンで、ことし3月に着工し、トルコ建国100周年に当たる2023年までの完成を目指します。
主塔間の距離は2023メートルにする予定で、完成すれば、現在、世界最長の明石海峡大橋(1991メートル)より長い橋が誕生することとなります。
海外の大規模プロジェクト受注に成功したことについて、大林産業の関係者は、「海外での工事において、国内の建設会社が施工・投資・運営といった工事全般を担当するまで成長したことを裏付けるもので、大きな意味がある」と述べています。