朴槿恵（パク・クネ）大統領の疑惑を捜査している特別検察官の捜査チームは、大統領府内部の捜索令状に、朴大統領を収賄容疑などの「被疑者」と記載したことがわかりました。
捜査チームは3日、捜索令状をとって大統領府内部の家宅捜索を試みたものの、大統領府側が拒否したため不発に終わりました。
捜査チームが提示した捜索令状は、朴大統領について、収賄容疑のほかに、国家機密文書の流失、主治医や諮問医でない医師による朴大統領への診療、朴政権に批判的な文化・芸術関係者をリストアップした、いわゆる「ブラックリスト」の作成など、様々な職権乱用の容疑を適用し、「第一被疑者」と明記しているということです。
特別検察官は今月10日までに、朴大統領への対面聴取を行う計画です。