今月7日と8日に中国瀋陽で開かれる予定の6.15共同宣言実践委員会の南北、海外委員長会議について、統一部が、北韓の挑発の脅威が続いている状況で、民間レベルの南北交流は適切でないという方針を示しました。
統一部の報道官は6日、定例の会見で、南北、海外委員長会議をめぐる政府の立場について尋ねた質問に対して、「北韓は金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の新年のあいさつで、『核実験が成功した』、『ICBM=大陸間弾道ミサイルの発射準備をしている』という威嚇を続けている。北韓の挑発の脅威が続いている状況で民間レベルの南北交流は適切でないというのが政府の基本方針だ」と答えました。
またこの報道官は、6.15共同宣言実践委員会が政府の承認を得ないまま、第三国で北韓と接触するとしていることで、韓国側の委員会に過怠料を科すかという質問に対して、「当然、交流協力法の手続きや規定にもとづいて措置が取られる」と答えました。
一方、北韓の秘密警察トップのキム・ウォンホン国家保衛相が解任され、「金日成(キム・イルソン)高級党学校」で再教育を受けているという韓国のマスコミの報道について、「キム国家保衛相が解任され、調査を受けているということ以外には、明らかにするものはない」と述べました。