慶尚北道(キョンサンブクド)奉化郡(ポンファグン)にある国立白頭大幹(ペクトゥデガン)樹木園に移された白頭山(ペクドゥサン)トラ1匹が、死んだことがわかりました。
山林庁によりますと、死んだのは、1994年の韓中首脳会談による措置として2011年に中国から贈られた白頭山トラ2匹のうちのオスの「クムガンイ」で、最近、餌を食べないなどの症状がみられましたが、移送から9日目となる今月3日、死んだということです。
解剖の結果、慢性腎不全で腎臓の機能が損なわれ、尿毒症、肺炎などの合併症を発症していたということです。
専門家らは、移送される前から病気があった「クムガンイ」が、移送による刺激やストレスによって病状が急激に悪化したとみています。