忠清北道(チュンチョンブクト)報恩(ポウン)郡、全羅北道(チョンラブクド)井邑(チョンウプ)市に続いて、首都圏の京畿道(キョンギド)漣川(ヨンチョン)郡でも口蹄疫ウイルスへの感染が確認されました。
漣川郡のウイルスはA型で、報恩郡と井邑市のO型とは異なり、同じ時期に異なるウイルスによる口蹄疫が確認されたのは初めてです。
現在、韓国にあるワクチンは、A型ウイルスに対する効果が確認されておらず、O型とA型に同時に効くワクチンは、数量が足りないため、政府は、ワクチンの緊急輸入を行うことにしました。
一方、防疫当局は、O型ウイルスへの感染が確認された報恩郡と井邑市の農場は150キロほど離れていて、この2か所の関連性がみられないことから、ウイルスがすでに散在しているとみています。
防疫当局は、今週末まで全国の牛314万頭にワクチンを接種する予定で、抗体の形成には1週間かかるため、これからの1週間が山場となりそうです。