農林畜産食品部は9日、家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)の発生を受けて、4段階ある警報段階を最高の「深刻」に引き上げると発表しました。
韓国で口蹄疫の発生により危機警報が「深刻」に引き上げられるのは過去最悪の被害が出た2010年以来となります。
当局は、消毒施設を増やし、全国86か所ある家畜市場を18日まで全面閉鎖するほか、生きている家畜の農場間の移動を禁止するなど、最も強力な防疫措置を取ると同時に、市民に対して、畜産関連施設への出入りを控えるよう呼びかけています。
韓国では、今月5日から4回にわたり、肉牛と乳牛に口蹄疫が発生し、合わせて800頭あまりが殺処分されました。特に、今回は7種類ある口蹄疫の類型のうち「O型」と「A型」が初めて同時発生しています。