結婚生活は、妻より夫が満足しているという調査結果が出ました。
これは、韓国保健社会研究院とソウル大学社会発展研究所、成均館（ソンギュングァン）大学サーベイリサーチセンターの共同研究グループが、2016年6月から11月まで、全国の18歳以上の男性476人と女性576人を対象にアンケート調査を行った 結果です。
調査結果によりますと、結婚生活についてポジティブに感じている人の割合が、男性は72.2%でしたが、女性は53.7%に留まりました。
このような結果が出たのは、「男性はお金を稼ぎ、妻は家事をする」という古い認識は薄れてきているものの、子育てや家事についての伝統的な男女の役割の区分が未だに根強く残っていることが背景になっているとみられます。
実際、研究グループが夕食の支度・洗濯・掃除などについて夫と妻の分担率を測定してみたところ、女性の家事分担率は79.9%でした。
また、年齢が高くなるほど結婚生活への満足度は低いことがわかりました。
結婚生活についポジティブに感じている人の割合は、18∼34歳が76.8%と最も高く、中年や老年に行くほど低くなりました。
所得水準では、世帯の所得が高いほど結婚生活の満足度がおおむね高くなっています。