韓国政府が去年、最貧国や低所得国への支援のため、世界銀行に4000万ドル以上の信託基金を拠出したことがわかりました。
企画財政部が13日、発表したところによりますと、去年、世界銀行に拠出した信託基金は、4171万ドルということです。
内訳としては、「韓国・世界銀行協力基金」に2800万ドル、経済成長を実現しながら環境を維持する「グリーン成長基金」に1100万ドル、「貧困削減基金II」に271万ドルをそれぞれ拠出しました。
2011年から去年までの世界銀行への拠出金は、合わせて2億7049万ドルで、アジアやアフリカの最貧国や低所得国を中心に支援され、貧困撲滅や経済発展に使われました。
事業の類型別にみますと、研究開発や技術支援がおよそ40%でもっとも多く、教育・保健福祉がおよそ26%、環境・水資源・エネルギーがおよそ21%、交通・都市開発がおよそ19%の順でした。
企画財政部は13日から3日間、アメリカ・ワシントンの世界銀行本部で定例協議を行い、信託基金の現状や今後の運営のあり方などについて話し合います。