去年、韓国を訪れた日本人観光客が、前の年に比べて23.4%増え、4年ぶりに増加に転じたことがわかりました。
韓国観光公社が13日、発表したところによりますと、去年、韓国を訪れた日本人観光客は、229万7893人で、前の年に比べて23.4%増えたということです。
韓国を訪れた日本人観光客は、2012年の341万8792人をピークに減少に転じ、2013年21.9%、2014年に17.0%、2015年19.4%それぞれ減少していて、日本人観光客数が増えたのは、4年ぶりです。
この背景には、おととし暮れの慰安婦合意以降、両国関係の改善の効果があるとみられます。
韓国観光公社の東京支社の関係者は、「最近、両国間で緊張が高まっているが、予約のキャンセルなどがないため、ことしも増加するとみられる」と話しています。
一方、去年、日本を訪れた韓国人は509万300人で、前の年に比べて27.2%増えました。去年、韓国を訪れた日本人の2.2倍に上ります。
韓国観光公社は、日本人観光客の誘致のため、日本の旅行業界と連携して、平昌（ピョンチャン）冬季オリンピックの広報活動など、大々的なキャンペーン活動を行う計画です。