韓国中部の忠清北道報恩（ポウン）郡の畜産農家3か所で新たに口蹄疫の感染が確認され、全国で口蹄疫の感染が確認された農家は9か所に拡大し、さらなる感染拡大が懸念されています。
防疫当局が14日に発表したところによりますと、13日に感染が疑わしいと届出があった畜産農家3か所で試料を採取して検査を実施した結果、14日に感染が確認されたということです。
忠清北道報恩郡では、今月5日に初めて口蹄疫の感染が確認されていて、これで報恩郡で7か所、全国では9か所の畜産農家で口蹄疫の感染が確認されたことになります。
14日に感染が確認された地域は、101か所の農家が合わせて1000頭あまりの牛と3000匹あまりの豚を飼育している畜産密集団地であるうえ、口蹄疫の感染拡大の速度が速くなっていることから、忠清北道は13日に畜産農家3か所から感染が疑わしいと届出があった時点で、これらの農家の牛、合わせて10頭を殺処分したほか、農林畜産検疫本部の特別防疫チームが中心になって防疫活動に全力を尽くしています。
今回の口蹄疫でこれまで殺処分された牛は、1200頭あまりに上っています。