尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官と日本の岸田文雄外務大臣が17日、訪問先のドイツ・ボンで会談しましたが、釜山の日本総領事館前に設置された旧日本軍慰安婦被害者を象徴する少女像についての具体的な進展はありませんでした。
両外相が会談するのは去年9月以来で、去年末に釜山の少女像が設置されて以来初めてです。
およそ30分間行われた会談で、岸田外務大臣は、少女像設置について改めて遺憾の意を示すとともに、撤去を求めました。
これに対して尹外交部長官は、「少女像の問題を円満に解決するためにも、日本側に慰安婦問題についての2015年末の韓日合意の趣旨に反する言動を自制するよう求めました。
また尹長官は、「両国関係が困難な時ほど外交当局間の意思疎通が重要で、日本に帰国しているソウル駐在日本大使の早期の帰任が必要だ」として、長嶺大使の早期帰任を要請しました。