戦争反対を叫んで、イラクのバグダッドで人間の盾になっている韓国人のNGO活動家ペ・サンヒョンさん(27)が、戦争の惨状を証言しようとヨルダンに向かっていて交通事故でけがをしました｡ぺさんは、アメリカの空襲で電話局が破壊され通信が途絶えたためヨルダンに向かっていましたが、乗っていた車が横倒しになって肋骨が折れるけがをしました｡ペさんは医療品を購入して、再びバグダッド入りする計画ですが、バグダッドのすべての成人男性は政府から支給された銃などで最後までアメリカ・イギリス軍に戦う姿勢だと話しています。ペさんはまた「国会で派兵同意案が成立すると、韓国大使館に国籍を放棄する書類を出す」として、政府の工兵・医療部隊の派遣に強く反対する考えを示しました｡