就職の準備活動をしている人が、これまでで一番多い70万人にのぼっていることがわかりました。
統計庁が18日発表したところによりますと、就職試験のための学校や塾などに通っている、いわゆる就職準備人口は、先月の時点でおよそ69万2000人おり、去年より8万3000人ほど増えました。
これは統計を取り始めた2003年1月以来もっとも多いということです。
そして経済活動をしていない人のうち、就職の準備をしている人の割合は4.1%でした。年齢は15歳から29歳までがほとんどだということです。
若者を中心とした、こうした就職予備軍が増えている背景には、大企業や公務員などを目指す準備期間が、これまでより長くなっているためとみられています。