朴槿恵(パク・クネ)大統領をめぐる疑惑を捜査している特別検察官の捜査チームは、大統領府の禹柄宇(ウ・ビョンウ)前民情首席秘書官を職権乱用と職務放棄の疑いで、18日午前から事情聴取しています。
民情首席秘書官は、検察や警察などの情報を統括して大統領府の汚職を防ぐ役割をになっています。
禹柄宇前秘書官に対しては、大統領の側近を監督する立場にありながら、朴大統領の親友らによる国政介入を黙認した職務放棄の疑いと、事件の捜査を妨害した疑いが持たれています。
禹前秘書官は、去年7月、ゲーム会社「ネクソン」の創業者が検察官に賄賂を渡した疑いで逮捕された事件に関わっていた疑惑が浮上しましたが、大統領府の民情首席秘書官を10月末まで務めていて、国会やメディアなどから批判の声が上がっていました。