韓国で中国産キムチの輸入が増える一方、最大の輸出相手国である日本への輸出は円安などの影響で販売不振が続いており、キムチの貿易赤字が大幅に拡大していることがわかりました。
農林畜産食品部によりますと、去年1年間、中国から韓国に輸入されたキムチの量は、一昨年に比べて13.1%増加して25万3432トンに上り、過去最多となりました。
また、輸入額は、一昨年に比べて7.3%増加した1億2149万ドルでした。
一方、同じ期間の韓国産キムチの輸出額は7890万ドルに上り、4259万ドルの赤字となりました。
主力市場である日本への輸出が、円安などで減少した影響が大きいとみられています。
キムチの韓国への輸入額は、2010年に初めて輸出額を上回って以来、毎年増加しています。
韓国が輸入するキムチはほぼ100%が中国産で、輸出先は日本が7割近くを占めているということです。