2015年のMERS(マーズ)=中東呼吸器症候群の感染拡大の影響で、経済的な損害を受けた病院や薬局、飲食店など233か所を対象に、合わせて1781億ウォンの補償金が支払われることになりました。
保健福祉部によりますと、マーズの感染拡大の影響で施設を閉鎖したり、営業を一時中断したりして損害を受けた医療機関177か所、薬局21か所、商店35か所を対象に審査を行ったところ、合わせて1781億ウォンの補償金を支払うことが決まったということです。
補償金の金額がもっとも高かったのは、マーズの感染が確認されたため施設を閉鎖していた「集中管理病院」14か所で、合わせて763億6175万ウォンの補償金が支払われる予定です。また、敷地内の一部の病室でマーズに感染した患者の治療に当たった「治療病院」27か所には552億4721万ウォン、マーズの感染が疑われる患者の診断に当たった「診療病院」18か所には169億8546万ウォンが支払われる予定です。
ほかにも、マーズに感染した患者の訪問が確認され施設を一時閉鎖していた、医療機関117か所には290億4708万ウォン、飲食店や予備校などの35か所に3億3400万ウォンが支払われる予定です。