ソウルの地下鉄1号線から4号線を運営する「ソウルメトロ」と地下鉄5号線から8号線を運営する「ソウル都市鉄道公社」がことし5月にも、「ソウル交通公社」に一本化されそうです。
ソウル市によりますと、「ソウルメトロ」と「ソウル都市鉄道公社」の経営統合に関する「ソウル交通公社の設立および運営に関する条例案」が20日、ソウル市議会の交通委員会で可決されたということです。
この条例案が来月の市議会本会議で最終的に決まれば、5月の統合に向けた手続きが本格的に始まります。
一本化される「ソウル交通公社」の資本金は、21兆5000億ウォンで、「ソウルメトロ」と「ソウル都市鉄道公社」のすべての権利と義務を包括的に引き継ぐことになります。
また事業範囲に、国内外の都市鉄道関連の建設事業も含められる予定です。
ソウル市は、「統合によってキャッシュフローが改善し、10年間、最低で2000億ウォンのコスト低減効果が見込める」と説明しています。