韓国の売上上位500社のうち、ことし上半期の4年制大卒新入社員の採用を予定しているのは、34%にとどまっていることがわかりました。景気低迷が続き、国内外の不確実性が高まっているためとみられます。
就職ポータルサイト「ジョブコリア」が、売上上位500社の企業を対象にアンケート調査を行い、21日、結果を発表しました。
それによりますと、4年制大卒新入社員の採用を行うと答えた企業は、34%で、採用計画がないと答えた企業は45%、残りの21%は、採用するかどうかまだ決めていないと答えました。
業種別にみますと、採用を予定していると答えたのは、電機・電子ではおよそ69%、自動車ではおよそ54%、食品・飲料・外食産業でおよそ46%でした。
これに対して、造船・重工業は1社だけが採用を予定していると答えました。
採用の規模では、前年同期に比べて、機械・鉄鋼業が、去年受注が急激に減り、構造調整を進めていることで48.9%減、造船・重工業では46.7%減、金融業では31.6%減、建設業では30.3%減と大きく減る見通しです。
採用の時期は、3月が27.1%、2月が20.6%、4月が14%となっています。