韓国国民が感じる幸福度は10点満点の6.4点、生活への満足度は5.9点という分析が出ました。
これは、韓国行政研究院が、一般国民8000人を対象に去年9月から2か月間にわたり実施した「2016年社会統合実態調査」で明らかになったものです。
この調査によりますと、「韓国国民が感じる幸福度」は10点満点の6.4点、「生活への満足度」は5.9点だったということで、所得や学歴が低いほど点数が低い傾向を見せました。このほかにも、「韓国の政治状況に対する満足度」は2.8点、「経済状況に対する満足度」は3.3点でした。
一方、「韓国国民としてのプライド」は4点満点の2.7点、「努力により社会的・経済的地位が上昇する可能性」も4点満点の2.4点でした。
こうした結果について、韓国行政研究院の院長は、「低成長が続く中、両極化が深刻になっており、政治・経済への国民の信頼も徐々に弱まっている。今回の調査結果が、持続可能な社会統合と成長を成し遂げることに役立つことを期待している」と述べました。