朴槿恵（パク・クネ）大統領の弾劾の是非を判断する憲法裁判所の審理が大詰めを迎えるなか、大統領就任から丸4年となる25日、弾劾賛成派と反対派による大規模集会がソウル中心部で開かれます。
大統領の退陣を求める週末集会は、今回が17回目となります。
25日は、「朴槿恵4年、もうおしまいにしよう」をキャッチフレーズにした集会が、午後4時からソウルの光化門広場で開かれ、憲法裁判所による迅速な弾劾の決定と、特別検察官による捜査期間延長を求めることにしています。
この集会は「朴槿恵政権退陣非常国民行動」と「民衆総決起闘争本部」が共同で開くものです。
これに対抗して保守団体による弾劾反対派の「大統領弾劾棄却のための国民総決起運動本部」は、午後2時から憲法裁判所近くで弾劾無効を訴える集会を開きます。
憲法裁判所は、27日に最終弁論を終えたあと、およそ2週間後の来月上旬に 弾劾を認めるかどうかの判断を下す見通しであることから、
賛成・反対派は、独立運動記念日の「3・1節」の来月1日にも、大規模集会を開くことにしており、緊張が高まっています。