去年1年間、全国の海や海岸で回収されたゴミの量は7万840トンに上りました。
海洋水産部によりますと、去年1年間、全国の海や海岸で回収されたゴミの量は、一昨年に比べて2.5%増加した7万840トンでした。
種類別で見ますと、海岸に捨てられたゴミが3万7538トンでもっとも多く、続いて海の中に沈んでいる海底ゴミ、海水の中を漂っている漂流ゴミ、台風などによる災害ゴミの順でした。
なかでも、ペットボトルなどのプラスチック類が全体の7割を占めており、夏のバカンスシーズンの7月から9月の間にゴミの量がもっとも多かったということです。
また、海外から流れ込んだゴミは全体の5%を占めており、その96%が中国から流れてきているということです。
海洋水産部は、海洋ゴミの処分にかかる費用が陸上でのゴミに比べて5.7倍以上かかるので、海洋ゴミの発生を防ぐための活動に取り組む方針であると説明しています。