大韓航空は新型の中型旅客機、ボーイング787-9、通称「ドリームライナー」を導入し、27日に記念式を行いました。
記念式は仁川(インチョン)国際空港で行われ、新しく導入した「ドリームライナー」が公開されました。
韓国の航空会社が「ドリームライナー」を導入するのは初めてです。
公開された「ドリームライナー」は、炭素複合素材などを採用した次世代航空機で、座席数は269席、機内に入ると座席や空間が広く、窓が大きくなっているのが特徴です。床から天井までの高さは最長2メートル53センチで、ボーイング社のほかの機種よりも7~15センチ高くなっています。エコノミークラスの座席は、スライド式になっており、前の座席が背もたれを倒しても、余裕があります。
機体の重さがほかの機種に比べて軽いため、従来の機種に比べて燃費が20%ほど向上し、特殊な技術でエンジンを覆うことで、離着陸時に発生する騒音が60%以上少なくなっています。
韓国内での認可、テスト飛行などを終えたあと、来月中旬から金浦(キムポ)ー済州(チェジュ)線に投入され、6月には国際線のカナダ・トロント線で運航されます。
大韓航空は、2019年までに「ドリームライナー」を合わせて10機導入するとしています。