住宅の賃貸借契約をして居住する期間で、家賃の月払い方式の「ウォルセ」が、最初に一定額の保証金を預け契約終了時に全額返してもらう「チョンセ」より長くなっていることがわかりました。
統計庁のまとめによりますと、家賃の月払い方式の「ウォルセ」契約後の居住期間は平均4年3か月で、最初に一定額の保証金を預け契約終了時に全額返してもらう「チョンセ」の4年2か月より長くなっています。
「ウォルセ」の居住期間が「チョンセ」を上回るのは、アジア通貨危機に見舞われた1990年代後半以降はじめてです。
住宅の賃貸借契約は通常2年間の契約となっていますが、「チョンセ」の家賃の値上がりが激しく、より安い家賃での契約を求めて引っ越す人が増えているためとみられています。
また、最近低金利が続き、家主が「チョンセ」より「ウォルセ」を好むようになっていることも背景にあるものとみられています。
去年上半期時点で、住宅の賃貸借で「ウォルセ」が占める割合は46%で、前の年の同じ期間に比べて2.6ポイント増えています。