古紙を、街中に設置する機械に投入するとポイントが貯まるシステムが平昌冬季オリンピックで運営されることになりそうです。
これは、カーボンマネー(CO₂通貨)システムという温室効果ガス削減方法のひとつで、世界的にリサイクル率が10%に過ぎない古紙を効果的にリサイクルする環境配慮型のシステムです。
古紙を集めて自販機のような機械に投入すると、CO₂(二酸化炭素)排出の削減量がカーボンマネーに換算され、ポイントが貯まり、回収した古紙は高級用紙にリサイクルされます。
ポイントは、生活用品の購入、公共交通手段の利用など多様な分野で現金と同じように使えます。
システムを運営する韓国地質資源研究院の関係者は、「平昌冬季オリンピックでカーボンマネーシステムをモデル運営することで、韓国の環境配慮型のCO₂資源化技術を世界にアピールする。環境オリンピックの実現に向けて研究開発への支援を惜しまない方針だ」と話しています。