朴槿恵大統領の弾劾をめぐる賛成、反対の集会が4日、ソウル都心でそれぞれ開かれます。
憲法裁判所は週明けの7日にも弾劾審判の宣告期日を発表し、早ければ10日前後に罷免の可否の判断を出すものとみられます。このため4日の集会が事実上最後になる可能性があり、集会の雰囲気は一層高まるものとみられます。
このうち大統領の退陣を求める週末集会は、4日午後6時から光化門広場で開かれ、憲法裁判所による迅速な弾劾の決定と、 特別検察官による捜査期間延長を認めなかった黄教安(ファン・ギョアン)国務総理の退陣を求めることにしています。
また最近、朴大統領を支持する勢力が特別検察官の自宅前で過激な集会を行ったことを強く批判し、4日の集会参加者らに対して、このことを告発する告発人の一人になるよう求めることにしています。
一方、ソウル市庁に近い朝鮮末期の王宮、德壽宮前では、朴槿恵大統領を擁護する集会が開かれ、弾劾の無効を主張するとともに、国会の解散、特別検察官の拘束、マスコミの解体などを決議することにしています。