三星グループの事実上の経営トップである三星電子の李在鎔(イ・ジェヨン )副会長は、朴槿恵大統領の親友による国政介入事件に関与したとして今月17日に特別検察官によって逮捕され、28日、贈賄と財産国外逃避などの罪で起訴されましたが、李被告の裁判が今月9日に始まります。
ソウル中央地方裁判所は3日、李在鎔被告など三星の役員らの事実上の初公判となる公判準備手続きを9日午後に行うと明らかにしました。
公判準備手続きは、政府から独立して事件を調べてきた特別検察官が公訴事実の要旨を読み上げ、李被告などが意見陳述を行うものです。
被告人は必ずしも出廷する義務はなく、李在鎔被告が出廷するかどうかは明らかにされていません。
李在鎔被告は弁護士13人による弁護団を結成しています。
李被告側は、朴槿恵大統領に強要されて大統領の親友の崔順実(チェ・スンシル)被告らを支援しただけだとして、賄賂性や職務との関連性を全面的に否認しており、裁判で激しい攻防が繰り広げられるものとみられます。