去年1年間、韓国で自動車の燃料や化学製品の製造などに使われた石油の量が、初めて9億バレルを超えたことがわかりました。
韓国石油公社によりますと、去年1年間、国内で消費された石油の量は9億2212万バレルに上り、一昨年の2015年に比べて7.7%増加しました。
石油の消費量が9億バレルを超えたのは今回が初めてです。
部門別で見ますと、工場など産業部門での消費量が5億4341万バレルでもっとも多く、続いて航空機や船舶など輸送部門、家庭の暖房などの家庭･商業部門、発電所を稼働するための発電部門などの順となっています。
また、石油の種類別で見ますと、工業用原料として使われるナフサの消費量が4億2683万バレルでもっとも多く、続いて軽油、液化石油ガス、ガソリンなどの順となっています。
これについて韓国石油公社は、原油価格が下落するなか、石油関連の化学産業が好調になった影響で石油の消費が上昇していると説明しています。