朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾訴追が妥当かどうかを審理する憲法裁判所は、宣告の様子を生中継することを認める方針を決めました。
憲法裁判所の関係者が明らかにしたもので、審判の重大さや国民の高い関心を踏まえて決めたということです。
宣告の様子の生中継には裁判長の許可が必要で、憲法裁判所は、宣告期日を発表する際に、具体的な内容を発表するとしています。
生中継が認められれば、最終結論に該当する主文や決定の理由など、最終審判の過程がすべて公開されます。
憲法裁判所がこれまで生中継を認めたのは、2004年の当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の弾劾審判など4回だけとなっています。
一方、憲法裁判所は、当日の傍聴を認める一般人を希望者の中から電子抽選で選ぶとしています。
憲法裁判所は先月27日で弁論を終結し、現在8人の裁判官は決定の言い渡しに向けて議論を行う「評議」を行っています。裁判官一人が3月13日に任期満了で退任することから、3月10日前後には判断を出すとの見方が強まっています。