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国際

中国外相 「サードは誤った選択、韓中国交25周年重要」

Write: 2017-03-08 15:07:17Update: 2017-03-08 15:07:17

中国外相 「サードは誤った選択、韓中国交25周年重要」

中国の王毅外相は8日、国交樹立25周年のことしまで両国が積み上げてきた成果を強調する一方、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THADD)」の韓国配備を即刻やめることを改めて求めました。
これは、王毅外相がこの日、全国人民代表大会の記者会見で、韓国の連合ニュースから「今後、韓中関係がどうなると思うか」という質問を受けて答えたものです。
回答の中で王毅外相は、今年が韓国と中国の国交樹立25年という節目の年だということに触れた後、「これまで両国の努力で積み上げてきた成果は非常に大切だ。今後、韓国と引き続き、協力していきたい」と述べました。
そして、韓中関係の最も大きな問題はサードで、サードの配備に断固として反対する立場を改めて強調しました。その上で「サード配備は誤った選択で、今後、韓国の安全保障を危うくする行為だ」と警告し、即刻、サードの配備をやめるよう求めました。
一方、国防部はサードを予定通り配備していく計画で、韓国政府は8日、経済関係長官会議を開き、サード配備にともなう中国の報復によって発生する被害を最小限に抑えるための対策をまとめると発表しました。
会議で柳一鎬(ユ・イルホ)経済副総理兼企画財政部長官は、中国の報復とみられる措置が増えていることについて、中国がとった措置を報復と断定することは難しいと述べました。
そして、政府が中国をWTO=世界貿易機関に提訴することを検討していると伝えられていることについて、「まだ提訴する段階ではない」として否定し、外交的努力を重ねていく方針を明らかにしました。

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