三星電子がアメリカで工場建設候補地について交渉を進めていることが明らかになりました。
三星電子がアメリカで生産施設の拡大を計画しており、少なくとも5つの州と交渉を進めていると、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が8日(現地時間)、消息筋の話として報道しました。
三星電子が交渉を進めているところは、アラバマ州、ジョージア州、ノースカロライナ州、オハイオ州、サウスカロライナ州で、そのうちサウスカロライナ州のブライズウッドが有力だということです。
消息筋によりますと、三星電子は、今回生産施設を拡大することで、これまでメキシコで生産してきたオーブンをアメリカで生産する予定であり、今後数年に渡って、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機などのアメリカでの生産も増やす可能性があるということです。
しかし、最終決定はまだ出ておらず、オーブンの生産を開始する時期も明らかにはされていません。
今回の報道は、先月2日、トランプ大統領が、ツイッターに、三星電子がアメリカに工場を建設する可能性があるという記事を掲載し、「ありがとう」などとコメントしていたことが話題になってからわずか1か月で出ています。
これについて、ショーン・スパイサーホワイトハウス報道官は、「マスコミでは、トランプ大統領の当選が投資決定に影響を及ぼしたとされている」などと述べています。