韓国と中米5か国が、12日、FTA=自由貿易協定に仮署名しました。
産業通商資源部によりますと、コスタリカの首都・サンホセで行われた仮署名式では、コスタリカ、エルサルバドル、ニカラグア、ホンジュラス、パナマの中米5か国の政府の代表団が出席しました。
韓国と中米5か国のFTAが正式に発効すれば、韓国から輸出する自動車、鉄鉱の関税が撤廃されるほか、中米諸国から輸入するコーヒーやサトウキビの樹液、牛肉、豚肉などの関税が撤廃される予定です。
一方、中米産のコメやにんにくは、関税撤廃の対象に含まれないということです。
韓国と中米5か国は、2015年6月にFTAの締結に向けた交渉を開始し、去年11月には交渉が妥結したことを明らかにしており、ことし上半期中に正式署名を行う方針です。
これについて政府は、中米諸国とアジア諸国とのFTA締結は今回が初めてで、今後、韓国企業の中米市場の進出がさらに増えるものとみられると説明しています。