行政自治部の国家記録院大統領記録館が、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の罷免を受けて、記録物の移管作業を始めました。
移管作業が行われるのは、大統領補佐機関、警護機関、諮問機関などで、記録物の整理や分類が終わり次第、記録館に移管するとしています。
また、法律では、「どれを記録物として指定するかの権限は大統領にあり、大統領は権限代行と当選者を含む」とされていることから、今回、指定にあたるのは、黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行。
しかし、これについては、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件と密接な関係があり、検察の捜査資料になり得る記録物の指定を黄大統領権限代行が行えば、記録物が破棄される可能性があるという懸念の声が出ています。