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政治

朴槿恵前大統領 検察の事情聴取終了

Write: 2017-03-22 13:35:50Update: 2017-03-23 14:00:40

朴槿恵前大統領 検察の事情聴取終了

憲法裁判所の罷免決定により失職した朴槿恵(パク・クネ)前大統領(65)に対する検察の事情聴取が、22日朝、終了しました。
事情聴取は、ソウル中央地方検察庁で21日午前9時半ごろ始まり、食事をとるための休憩を挟みながらおよそ21時間以上続き、22日朝7時前に終了しました。これまで検察による事情聴取を受けた歴代大統領の中で最も長い事情聴取となりました。
朴前大統領に対する検察の質問そのものは、21日夜11時40分に終了しましたが、弁護士の立会いのもと、朴前大統領が供述内容が記された調書を確認する手続きにおよそ7時間がかかったということです。
朴前大統領は、調書のなかで自らの発言と趣旨が異なる部分について積極的に修正を要請したということです。
検察は、収賄や職権乱用、公務上の秘密漏えいなど、朴前大統領に対する13の容疑すべてについて事情聴取を行い、中でも親友の崔順実(チェ・スンシル)被告と共謀して三星グループから多額の賄賂を受け取った収賄の容疑について集中的に聴取したもようです。
これに対し、朴前大統領は、主な容疑を全面的に否定し、特に一部容疑については事実関係を認めながらも「悪い意図はなかった」、「知らなかった」などと供述したということです。
一方、事柄の重大性を考慮して検察が事情聴取の様子を映像で録画することも検討されていましたが、朴前大統領の同意を得られず、録画は実現しませんでした。
検察は、朴前大統領の供述内容を踏まえて、今週にも逮捕状を請求するかどうかを決めるとしています。
法曹界の関係者によりますと、検察は、これまで容疑を裏付ける物証と関係者の供述、証言を十分に確保していて、朴前大統領の起訴に大きな問題はないという立場を示しているということです。
ことし5月に大統領選挙が行われることから、起訴については、選挙運動が始まる前の来月はじめごろに決断が下されるとの見方が出ています。

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