韓国では乳幼児の代表的な下痢の症状を引き起こすロタウイルス感染症にかかりやすいという指摘が出ました。
イギリス・ロンドンに本社をおく世界2位の製薬メーカー「グラクソ・スミスクライン(GSK)」によりますと、韓国では産後のケア専門の施設や子ども園などで乳幼児が早くから団体生活を始めるため、ロタウイルス感染症にかかりやすくなっているということです。
OECD=経済協力開発機構の報告書では、1歳未満の乳幼児を保育施設に預ける割合が、韓国は39%で、OECD加盟国のなかでもっとも高いということで、 日本の9.8%、ノルウェー2.9%、ドイツ1.8%などをはるかに上回っています。
世界保健機関によりますと、ロタウイルス感染症は12か月から23か月の間の乳幼児がかかりやすいとされていますが、韓国では6か月未満の赤ちゃん患者が多くなっています。