韓国で、去年、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の娘、チョン・ユラ容疑者が梨花女子大学体育学科に乗馬の特待生として不正入学したことが明らかになり、入学が取り消されましたが、今回、チョン容疑者のように優遇を受けたとされるスポーツ特待性たちが多数摘発されました。
教育部が29日に発表したところによりますと、去年12月26日から先月23日までスポーツ特待生100人以上が在籍している17の大学を対象に調査を行った結果、入隊や大会出場を理由に課題代理提出、代理試験を行い、出席日数が足りないにもかかわらず単位を取得するなど不正優遇措置を受けた学生332人と、これらを容認した教授448人を摘発したということです。
この他にも、1996年以降に入学したスポーツ特待生のうち、学業不振で3回以上警告を受けたにもかかわらず、退学処分を受けずに卒業した学生も394人に上りました。
教育部は、今回摘発された学校に対する処分を検討するほか、該当教授や学生に対して懲戒処分を行う予定です。