三星グループはウェブサイトを閉鎖し、関連ブログも削除しました。
三星グループの関係者は、グループの対外広報用として運用してきたウェブサイトを3日付けで閉鎖することになったとしました。
三星グループのウェブサイトは、グループの経営を統括してきた司令塔の「未来戦略室」が運用していましたが、未来戦略室が2月末に解体されたことによる措置です。
朴槿恵前大統領の親友、崔順実（チェ・スンシル）被告の国政介入事件で、経営トップの三星電子副会長、李在鎔（イ・ジェヨン）氏が 崔被告側への430億ウォンに上るとされる贈賄容疑で起訴されましたが、贈賄の過程にはグループ司令塔の未来戦略室が深く関与したとされています。
李在鎔（イ・ジェヨン）氏は昨年12月に国会の聴聞会に出席し、未来戦略室の関与を指摘されると、未来戦略室を解体するとの意向を表明、今年2月に未来戦略室を解体しました。
三星グループは、未来戦略室をなくしたほか、未来戦略室が主導してきた系列会社の社長団会議も廃止することにしました。
系列会社は今後、代表取締役と理事会を中心に自主的に経営することになります。