ことし第1四半期に韓国を訪れた外国人観光客は小幅ながら増加したことが分かりました。
文化体育観光部が5日、明らかにしたところによりますと、ことし第1四半期に韓国を訪れた外国人観光客は計372万人で、前の年の同じ時期にに比べて3.2%増加したということです。アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備に反発して、中国が先月、韓国への団体旅行を全面禁止とし、同じ期間の中国人観光客は9%減少しましたが、日本や台湾、東南アジアなどからの観光客は14.1%増えています。
文化体育観光部は、訪韓観光客の多国籍化に積極的に乗り出すとしており、4月から11月にかけてベトナム、シンガポール、日本、イギリス、カザフスタン、アメリカ、インドなどで韓国文化観光大展を行うほか、韓国観光キャンペーン広告を海外のテレビやインターネット上に公開するなど、様々なイベントを企画しています。
文化体育観光部の国際観光政策官は、「訪韓観光客の多国籍化は韓国観光市場が成長するための課題である。中国以外の国からの観光客を追加で200万人誘致することを目標にしている」と述べています。