三星電子は7日、ことし1月から3月までの第1四半期の本業で稼いだ利益のもうけを示す営業利益が9兆9000億ウォンになる見通しだと発表しました。
これは、前の年の同じ期間に比べて48.2%増えたもので、去年10月から12月までの第4四半期に比べて7.4%増えています。
四半期ベースでは、過去最高だった2013年7月から9月までの第3四半期に次ぐものとなっています。
営業利益率は19.8%で、前の年の同じ期間に比べて6.5ポイント上がっています。
また、ことし第1四半期の売上高は、50兆ウォンで、前の年の同じ期間に比べて0.4%増えました。
三星電子の好業績について、業界は、半導体部門がけん引したとみています。半導体は、去年下半期から長期好況に入っているとされており、世界的に半導体需要が大幅に増えていることから、世界市場のシェア50%以上を占める三星電子の営業利益が増えたという分析です。
さらに4月から6月までの第2四半期は、「ギャラクシーノート7」の生産中止で苦戦していたスマートフォン部門が新製品「ギャラクシーS8」の発売で持ち直し、全体の業績が上向くとの期待も強くなっています。