2014年に韓国南西部の珍島(チンド)沖で沈没し、3年ぶりに引き上げられた旅客船「セウォル号」の船体が、木浦(モクポ)港で、9日午後5時半頃に陸揚げされました。
陸上げ作業は、9日午前9時から始まり、午後5時半頃、完了しました。
海洋水産部は、陸揚げされた長さ145メートルのセウォル号の船体が動かないように固定したあと、船内で行方不明者の捜索や洗浄、防疫作業に当たる方針です。
旅客船セウォル号は、2014年4月16日、修学旅行に出かける高校生などを乗せて済州(チェジュ)島に向かう途中、珍島(チンド)沖で沈没し、295人が死亡、9人が行方不明になっています。