国会議員や政府の高官、裁判長など、国の指導者層が所有する資産は、一般国民を大きく上回っており、なかでも国会議員の純資産額は一般国民の12.62倍に上ることがわかりました。
純資産額とは、所有する資産から負債を差し引いた金額のことです。
政府公職者倫理委員会によりますと、2016年12月現在、国会議員や政府の高官、裁判長など国の指導者2276人の純資産額は、平均で17億3800万ウォンでした。一方、 一般国民の純資産額は、統計庁によりますと、2016年3月現在、平均で2億9500万ウォンで、指導者層の純資産額は、一般国民の5.89倍に当たるということです。
なかでも、国会議員299人の純資産額は平均で37億2800万ウォンに上り、一般国民の12.62倍に当たるということです。
これについて専門家は、｢一般国民の平均を大きく上回る財産を保有している国会議員や国の高官は、一般国民の生活に対する理解が十分ではない可能性があるので、注意する必要がある｣と指摘しています。