ことし1年間、韓国の仁川(インチョン)港に寄る予定だった中国のクルーズ船の87%が、予定をキャンセルしていることがわかりました。
仁川港湾公社によりますと、ことし1年間、仁川港に寄る予定だった中国のクルーズ船の寄港予定件数は合わせて23件でした。
しかし、このうち20件の寄港予定が取り消されているということです。
これについて仁川港湾公社は、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備に反発して、中国が先月、韓国への団体旅行を全面禁止にした影響で、中国のクルーズ船の寄航予定が取り消されているものとみられると説明しています。
一方、去年1年間、クルーズ船の仁川港への寄航件数は合わせて62件で、このうち中国のクルーズ船の寄航件数は47件で、全体の75.8%を占めていました。