アメリカ海軍の原子力空母を中心とする艦隊が、韓半島に近い西太平洋に向かいました。
アメリカ海軍によりますと、原子力空母「カール・ビンソン」やミサイル駆逐艦などの艦隊が、韓半島に近い西太平洋に向かったということです。
「カール・ビンソン」を中心とする艦隊は当初、オーストラリアに移動する予定でした。
アメリカ海軍の関係者は、予定を変更して西太平洋に向かったことについて、北韓が4月15日の金日成主席生誕記念日に核実験を強行する可能性が高まっているなど、挑発が続いていることを受けて、北韓への威嚇が狙いだとしました。
原子力空母を韓半島に近い海域に移動させることについては、北韓をけん制するとともに、中国に対して、北韓の核開発へのさらなる対応を促す狙いがあるとの指摘も出ています。