中国の北京から仁川空港を経由して台北に向かった台湾人1人が、台湾に帰国後、新型の重い急性肺炎とされる「重症急性呼吸器症候群」に感染していたことが確認され、国立保健院は、この台湾人と同じ大韓航空機で韓国に入国した乗客全員の調査に乗り出しました。国立保健院が4日発表したところによりますと、この台湾人は、先月28日午後4時頃、北京発の大韓航空852便で仁川空港に到着し、2時間ほど空港内の通過旅客区域で過ごした後、午後6時頃、タイ航空のTG635便で台湾に向かったということです。このため国立保健院では、この台湾人とともに韓国入りした乗客188人と連絡を取り、変わった症状があるかどうか確認を急いでいます。