韓国経済に回復の兆しがみられるとする政府の見方が示されました。
企画財政部は11日、「最近の経済動向」をまとめ、「5か月連続で輸出が増え、生産・投資の改善基調が続き、不振だった消費も持ち直している」との見方を示しました。
先月の輸出は、半導体や石油化学など主な輸出品目が好調で、3か月連続で2けたの増加となっています。輸出の好調により投資も回復しつつあり、建設投資も民間住宅建設の好調などに支えられ、上向いているということです。
小売販売は、乗用車や化粧品、衣料品など、ほとんどの分野で増加して4か月ぶりに上昇に転じ、クレジットカード利用額やデパートの売上高も伸びているということです。
企画財政部は、「回復に向けた前向きな兆しがみられるが、通商をめぐる懸案や企業の構造調整、北韓リスクなどのリスク要因が依然として残っており、今後、様子をさらに見守る必要がある」としています。